2019年8月22日リリース 繊協ビル建替計画について
8月22日に開催した繊協ビル同業会理事会において、新ビルの概要等を決定しましたので、その概要をお知らせします。
これまでに計画概要として発表した内容からさらに明確化された点は、下記のとおりです。
1 1期工事ビルは10階建てに決定
2 立体駐車場は6階7層、196台に決定
3 1期工事ビル完成を2021年8月に変更するなど、今後のスケジュールを更新
4 ホテル誘致に関する仮契約時期は9月に変更
[1] 新繊協ビルの全体構想
新ビルは、現在の平面駐車場敷地に建設する1期工事ビルと現ビルを取り壊し後、跡地に建設する2期工事立体駐車場で構成するとともに、駅前通りに面する敷地の一部にホテルの誘致を進め、中心市街地に賑わいを創出する新生繊協ビルをめざします。
1期工事ビルは、現在の繊協ビルの歴史と伝統を受け継ぎながら、新幹線福井開業など新時代への対応とテナント様、地域社会・住民の皆様との共生を図るという基本理念のもと、近年目覚ましく発達したITや環境技術等を取り入れたオフィスづくりをめざします。
さらに、福井市中心部のまちづくりに寄与するよう、中央公園と駅前通りの間の移動通路としてご利用いただける歩行者用の空間(歩道スペース)を東側の一方通行道路側に設けます。
また、駐車場は、地域のご要望にお応えし、196台の自走式を予定しています。
[2] 1期工事ビル
- ・1期工事ビルは、各階のフロア面積約300坪、賃貸面積約200坪で、地上10階建の計画です。
- ・ビル内は、現在の繊協ビルと同様に、小売・飲食エリア、医療エリア、教育エリア、オフィスエリア、会議室・ホールエリア等で構成したいと考えています。
- ・1期工事ビルの着工は年度内を予定しており、手順としては地下駐車場の取り壊し・埋戻し後、ビル本体の建設に着手します。
- ・1期工事ビルの完成は、工事が順調に進めば2021年夏を予定しています。
- ・このビルの基本コンセプトは、以下の3点です。
- ◎高度なセキュリティの確保
- ◎先進の IT 環境
- ◎環境に配慮した省資源・省エネルギー技術の活用
- ◎セキュリティ
- 1期工事ビル、立体駐車場など建物全体を一体的、一貫した体制で警備し、監視カメラやセンサーなども含めた高度な安全レベルを確保します。
具体的内容は今後、詳細にわたって詰めていきますが、特に、入退室管理については、カードキー等を活用するとともに、専用フロアを有するテナント様等については、エレベーターコントロールにもカードキー等を用い、高度な安全性の確保を可能にします。
- ◎IT 環境
- テナント様に対しては、WiFiの活用をベースに、必要に応じて光ケーブル等を利用し、快適な通信・インターネット環境を採用します。
外部からの利用が想定される貸会議室や飲食等のフロアについては、公衆WiFi環境を確保し、利便性を高めます。
- ◎省資源・省エネルギー
- 建物全体の設備については、設計時点でCASBEE‐Aランクを取得し、省資源・省エネルギー機器等の利用を図ります。
特に、空調については、これまでのフロア単位から個室単位とし、きめ細かな運用を図れるようにしることで、省エネルギーを推進します。
また、照明については、全面的にLED照明を使用します。
[3] 2期工事
- ・1期工事が順調に進めば、2期工事では2021年秋に現ビル取り壊しを開始し、早ければ2022年春には立体駐車場の建設に着手します。
- ・立体駐車場の工期は12か月程度を見込んでおり、2023年夏の完成をめざします。
- ・立体駐車場の規模は、6階建て7層、196台を予定しています。
- ・立体駐車場は自走式を採用し、1期工事ビルの各階との連絡通路を確保します。
- ・駐車場の利用に関しては、従来通り、月極めと時間貸しを基本として、ご利用者のニーズに合わせたきめ細かな運用を検討していきます。
[4] ホテル誘致
- ・これまで進出希望のあった国内のいくつかのホテルチェーンについて、各社の進出条件や企業・グループの財務状況等を調査し、優先順位付けを行って、個別交渉を進めてまいりました。
- ・本年5月に基本協定書を共立メンテナンス等と取り交わし、現在、仮契約の交渉を行っており、早ければ9月には覚書の締結を行います。
- ・現時点において想定される規模は、10階建、150室程度と伺っています。